INTERVIEW

佐渡ビジネスコンテストでは、参加者が様々なビジネスモデルを提案し、その優劣を競い合います。

優秀なビジネスモデルと認められると補助金やフォローアップが受けられるため、起業を目指す方にはこの上ないチャンスです。

実際に佐渡ビジネスコンテストに参加され、見事入賞を勝ち取られた方々のインタビューをぜひご覧ください。

株式会社オリエンタルスポーツ

代表取締役    若杉 厚仁さん

佐渡ビジネスコンテスト2023

受賞されたビジネスプランをご紹介ください。

佐渡島発地域密着型 サイクルロードレースチーム発足

佐渡島において、地域密着型のサイクルロードレースチームを設立し、佐渡島をベースにレース活動をするとともに、「サイクルツーリズム」、「ジュニアロードバイクスクール」などの事業を実施し、佐渡島の経済と生活文化活動に密着する活動を行うというプランです。

佐渡島発地域密着型 サイクルロードレースチーム発足
ゴールデンアイビス

佐渡ビジネスコンテストへ応募したきっかけを教えてください。

私自身、2022年5月と10月に、管理するプロサイクルロードレースチームがイベント出演の為の佐渡島入りに際して来島し、その魅力とポテンシャルに触れ、「佐渡島に密着するサイクルロードレースチーム」とそのチームが生み出す波及効果についての着想をしたことがきっかけとなりました。

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サイクリングガイドコンシェルジュ・レンタサイクル、シェアサイクル事業

コンテスト本選審査へ進まれる中で課題などはありましたか?

サイクルロードレースチームの活動には、経済的な部分だけではない多くの支援・応援体制が必要となります。実際にチームを立ち上げたとしてもどれほどの支援が受けられるかは不透明な中でコンテストに向けて準備を進めて行きましたが、佐渡へ足を運ぶたびに応援の輪が広がっていったことで、これらの課題感を乗り越えることができました。

コンテスト後のNEXT佐渡のフォローアップなど、その印象や感想を教えてください。

主に島内におけるスポンサーやサイクリストのコミュニティをご紹介頂き、一気にネットワークを広げることが出来ました。人のつながり、が最も重要な財産である私たちにとって、これは大変重要なことでした。

なぜ佐渡で事業を展開されようと考えたのでしょうか?

トライアスロンやロングライドの大会は島外にも轟く有名イベントであり、サイクリストにとっての環境は非常に優れています。この地にチームが誕生すれば、選手育成、走行環境の一層の整備、経済活動、など、あらゆる発展がすぐに思い浮かびました。

佐渡島から世界へ
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佐渡で事業展開することのメリットや魅力とは何がありましたか?

島の外周を巡る道路は非常にユニークであり、ロードバイクの走行環境として非常に優れています。また、チームを育てるのは、シビックプライドやリージョナリズムとも言い換えられる“郷土愛”です。島固有の文化や生活圏はこれらの条件を完璧に満たしていると言えます。

最後に、これから佐渡ビジネスコンテストに応募される方、
または応募を検討されている方へのメッセージをお願いします!

佐渡島には多くのポテンシャルと可能性が隠されています。特に、我々の様な自然環境と密接にかかわるネイチャーツーリズムなどの「実体験」が重視される事業者にとって、これ以上の環境はありません。新しい仲間達が佐渡でチャレンジをし、佐渡からはばたいていくことを願っています。