代表取締役 松井 英之さん
佐渡ビジネスコンテスト2024
受賞されたビジネスプランをご紹介ください。
人材サービス業(求人広告の代理事業、人材紹介事業、採用コンサルティング事業)
【バックオフィスの集約】
現在、各拠点で行っているアシスタント業務(求人広告の原稿入力・広告運用)と、有料職業紹介におけるキャリアアドバイザー業務を行うバックオフィスを集約したセクションを開設し、各地からの業務を集約する拠点を置きたいと考えております。
アシスタント業務を1カ所に集約することで同セクション内でのナレッジ共有や業務連携が実現し、量の均整化と質の平均化及び向上が期待でき、さらなる業務の効率化が図れることで時間短縮と大幅なコスト削減を生み出せる業務モデルを作れると考えております。
また、人材紹介のスカウトやオンライン面談について現在は各営業が行なっていますが業務をセパレートさせることで営業は営業に専念させ、キャリアアドバイザー業務は専属のスタッフを配置し社内全体の売上効率を図ります。
将来的には自社で行なっている人事・採用に関するアシスタント業務のノウハウを活かし、人事・採用業務専門のBPOセンターとして全国の企業を対象に自社以外の人事・採用に関わる業務を請負い、更なる収益を上げることを視野に入れております。
佐渡ビジネスコンテストへ応募したきっかけを教えてください。
佐渡に拠点を出すと決めてから、既に佐渡で事業を展開している方からビジネスコンテストがあることを教えていただき、出ない理由がなかったのでエントリーしました。
コンテスト本選審査へ進まれる中で課題などはありましたか?
既に行なっている業務を事業として効率化を図り、収益化させるという趣旨なので、これをどのように伝えたら第三者の方々にご理解いただけるかを考えることが大変でした。
コンテスト後のNEXT佐渡のフォローアップなど、その印象や感想を教えてください。
不安しかないところとにかく多くの情報、多くの人と繋がることができる機会をご提供いただけたことがとてもありがたく、何も知らない地で挑戦する身としては大変心強かったです。
なぜ佐渡で事業を展開されようと考えたのでしょうか?
弊社が佐渡に拠点を出すことを決意したのは、私が所属する経済団体の中で多くのベンチャー、スタートアップ企業が佐渡市に注目しているという情報を得たことがきっかけでした。
既に佐渡市に拠点を構えた企業や、これから佐渡に拠点を作ろうという企業の社長全員が「今、佐渡がアツい」と語り、浅薄ながら「なぜ佐渡?」と疑問を抱いたため、佐渡市に渡り、佐渡市産業振興課のご担当者様にもお話を伺う機会をいただきました。
そこでは年間約600名が佐渡に入ってきている事、日本でも有望なベンチャーや有力企業が次々と佐渡市に拠点を出しているなど様々な事実を伺い大きな衝撃を受けました。
反面、佐渡島外に移住する人もおり、その影響か地元企業が深刻な人材不足の問題を抱えていることも伺いました。
人材サービスを手掛けている弊社の立場としては、佐渡島内の人材不足の問題に立ち向かい、新たに佐渡市に入ってきた方々と新進気鋭の有望企業が次々と新規拠点を出している佐渡市に大変魅力を感じ、不退転の覚悟で新拠点を佐渡に出してみたいと決意しました。
弊社は富山県に本社を構えております。富山県でも佐渡市同様に県外に移住する人がおり、人材不足問題を抱える地元企業は多数あります。
ですが、この事実を真摯に捉え、旧態依然とした採用手法を辞め、弊社の強みである採用を目的とした個社カスタマイズ求人手法を実行することで人材の確保に成功採用成功企業が増加しており、弊社も増収増益を続けております。
まずは、弊社が佐渡市に拠点を構え、地方における採用の成功モデルとなることで、佐渡市内の地元企業の採用にも良い影響を与えられると自負しております。
佐渡で事業展開することのメリットや魅力とは何がありましたか?
毎年多くの方が島外に移住しているとは言え、佐渡に魅力を感じて毎年数百人の方々が新たに佐渡に入ってきたり、新進気鋭の有望企業も次々と新規拠点を出しているところにとても魅力を感じております。
最後に、これから佐渡ビジネスコンテストに応募される方、
または応募を検討されている方へのメッセージをお願いします!
何かに挑戦する方々はきっと不安を抱えながらも描いたものを実現したいアツい思いを持っているのではないかと思います。
コンテストに出ると自分と似た同じような思いを持った人たちと出会えますし、そこでまた刺激を受けて、さらに成長できるそんな機会になると思います。