オーナーシェフパティシエール
木下 いづみさん
佐渡ビジネスコンテスト2024
受賞されたビジネスプランをご紹介ください。
佐渡産の食材を使用した洋菓子の製造・販売
佐渡産の食材を使用した洋菓子を製造・販売することで島外の需要を取り込み、佐渡の経済及び雇用を拡大させる課題解決型のビジネスプランです。
佐渡で農業に従事する上で見えてきた食品ロスなどの課題を、解決に導きたいと考えました。
佐渡ビジネスコンテストへ応募したきっかけを教えてください。
入賞者に加点措置がされる佐渡市雇用機会拡充事業補助金は、佐渡での開業を決断するにあたり背中を押されたきっかけの一つでもありました。
洋菓子店のあり方をビジネスプランとして多くの方に理解していただける機会だと思い、応募させていただきました。
コンテスト本選審査へ進まれる中で課題などはありましたか?
佐渡での洋菓子販売の実績がなかったので、東京在住時は売上予測の根拠がありませんでした。
佐渡に移住してからは佐渡で事業をされている方とお会いする機会が多く、リアルな経営状況から助言をいただき、信憑性のある事業計画を立てることができました。
コンテスト後のNEXT佐渡のフォローアップなど、その印象や感想を教えてください。
初めての創業ということで不安なことが多く、アドバイスをいただいたことで自信に繋がりました。
また、サドテレビで放送されたことで島内の人に認識していただき、声援を多くいただきました。
なぜ佐渡で事業を展開されようと考えたのでしょうか?
母の故郷である佐渡に帰省する度に個人商店の衰退や人口の減少を目の当たりにしてきたので、佐渡で洋菓子店を開業することで地域の活性化に貢献できると考えました。
また、佐渡の農業・観光業の活性化に貢献することで、嗜好品である洋菓子の存在意義を見出せると考えました。
佐渡で事業展開することのメリットや魅力とは何がありましたか?
温暖な地域で栽培されるみかんから寒冷地で栽培されるりんごまで、様々な果物が生産されている恵まれた気候により、洋菓子に使用する果物を新鮮なまま仕入れることができます。
また、イベントが少なく洋菓子店では閑散期とされている夏季に観光客が多いため、年間を通して売り上げを立てることができると予想されます。
最後に、これから佐渡ビジネスコンテストに応募される方、
または応募を検討されている方へのメッセージをお願いします!
離島という狭いコミュニティだからこそ、佐渡でビジネスをするにあたって佐渡の人に理解してもらうことはかなり大事になってくると思います。
そして、普段関わることのない業種の方の意見により、新たなビジネスプランを考えるきっかけにもなると思います。
佐渡にはまだまだ知られていない魅力が詰まっておりビジネスの可能性は無限大ですので、共に佐渡を盛り上げていきましょう。